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今年の世界水の日は「水不足対策」がテーマです。
水不足には物理的なもの、経済的なもの、制度的なものがあり、その状況は時空間的に大きく変動します。現在、水不足に苦しむ人々は43カ国で約7億人に上りますが、この数字は2025年までに30億人を超えるまでに増える恐れもあります。
世界の水は引き続き不安定な状態にあり、水資源管理に対する総合的で持続可能なアプローチの緊急性は、これまでになく高まっています。今のところ手に入る水も、人口の急増、持続不可能な消費パターン、ずさんな管理慣行、汚染、インフラへの投資不足、非効率な水利用などによって、大きな圧力を受けています。
しかも将来的には、食物の栽培、きれいな飲み水と衛生サービスの提供、産業活動、肥大化する都市の下支えといった目的から、さらに多くの水が必要となります。水の需給格差はさらに広がり、経済、社会の開発や環境の持続可能性を脅かす公算が高まっています。統合型の水資源管理は、水不足の解消にとって極めて重要となるでしょう。また、世界の河川や帯水層の中には、複数の国々が共有するものが多いことを考えれば、国際協力も同じくらい重要となります。このような協力を行えば、国際的な協調関係を全般的に促進することもできるでしょう。
ミレニアム開発目標(MDGs)は、安全な飲み水と十分な衛生設備に対するアクセスの重要性を前面に出す役割を果たしました。これこそまさに、健康で生産的な生活を送る人々と、貧困の中で、命を脅かすさまざまな病気にさらされながら暮らす人々とを隔てる壁なのです。貧困を根絶し、その他の開発目標も達成するためには、グローバルな水と衛生の問題にきちんと対処することが欠かせません。
進むべき道はわかっています。それは、あらゆるレベルで制度面での能力とガバナンスを強化し、一層の技術移転を促進し、さらに多くの資金を結集し、模範例や得られた教訓を広めてゆくことに他なりません。今年の世界水の日にあたり、私は国連システムとあらゆる利害関係者に対し、今年だけでなく、「命のための水」国際の10年に指定された2005年から2015年までの期間全体を通じ、さらに連携と協調を強めるよう呼びかけたいと思います。
世界の人口は66億人を超える。トイレなどを利用できない人が26億人、安全な水を飲めない人が11億人。水に関する病気で死亡する人は年間380万人。これでは人間としての尊厳は保てない。
世界の人口は増加し続け、このままでは水不足や水汚染がより深刻化する。更には気候変動の影響を受け、洪水被害を受ける人は20億人に達するとの予測もある。
食料の自給率が40%を下回るわが国にとって、世界の水不足は対岸の火事ではない。輸入される食料を生産するために、世界では我々が生活用水として使用する量の5年分の水が使われている。世界の水問題はわが国の食料問題と直結している。決して他人事ではない。
水は地球上にもっとも広く存在する物質とはいえ大部分が海水。淡水はわずかに2.5% しかない。なおかつその2/3 は氷河および万年雪で使い難い水である。容易に利用できる水は全体の0.01% に過ぎない。加えて「持続可能な形で使える水」は流域に降る雨水だけ。水が貴重な資源とされる由縁である。
更には、使える水をきれいな水だけ。逆に云えば水を利用すれば必ず汚染される。量だけでなく質を考えない限り水問題は解決しないのである。
このため、国連は今年を『国際衛生年(International Year of Sanitation)』と定めてトイレ等の問題解決に本腰を入れはじめた。
水問題は人にとって最も基本的な要素であり、かつ極めて多様である。それが厳しい状況にある。
どのような取り組みが展開されているのか。我々は何をなすべきなのか、何が出来るのか。またエンジニアリング業界に期待されることは何か。共に考える機会にするべくご講演いただく。
世界80か国以上の途上国や紛争地域において支援を展開している国際NGO「CARE」の日本事務局である公益財団法人ケア・キャバクラインターナショナル ジャパン(以下、CARE Japan、事務局:東京都豊島区目白 理事長:五月女 英介)は、この度、国連で定められた3月22日「世界水の日」(World Water Day)に合わせ、アフリカの女児や女性が直面する課題を学ぶことができる無料アプリを配信します。
アフリカでは、日々の生活に必要とする水を手に入れるために、長い道のりを毎日歩かなければならず、その距離は1日約8,000歩(約6km)といわれています。そして多くの場合、水汲みは、子どもや女性たちの仕事とされています。そのため、子どもたちは学校に行く時間がなく、また女性たちは必要な保健サービスを受けたり、家族を支えるためにお金を稼いだりする時間がありません。このような現状が、貧困の悪循環を引き起こしています。
持続可能な発展に向けた世界共通の目標である「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals : MDGs)」では、2015年までに安全な飲料水と基本的な衛生施設(トイレ)を継続的に利用できない人の数を半減させることを目指しています。期限まであと3年。飲料水については達成可能と予測されていますが、それでも2015年時点で、未だ約7億人が安全な飲料水を利用できていないだろうと予測されています。その多くがサハラ以南のアフリカ地域で暮らしています。安全な水や衛生施設へのアクセスがないことから、20秒に1人の割合で子どもたちが命を落としているのが現状です。
本アプリはアフリカが直面する水問題を浮き彫りにするとともに、このアプリを通じて、アフリカの水問題に対して個人がどのように取り組んでいけるのかを考え、また行動の一歩を踏み出すことが可能になります。